＜ジャンル＞
Gu-○風 ＲＰＧ
＜ストーリー＞
篠村隼人はごく普通の高校生。親友の佐納大地やその幼馴染の澤本奈津美、ひそかに想いを寄せる河野理沙など多くの友人に囲まれてそれなりに楽しく暮らしていた。
しかしある日、篠村達が学校に着くと何故か彼ら以外の多くの生徒達と教師が何時まで経っても現れない。ふしぎに思いつつも待っていると、突然血まみれの生徒が教室に倒れこんできた。
＜システム＞
『怪奇学園』の続編。新たな学校を舞台にさらなる恐怖が襲い掛かる…。
強化値や銃器等、基本的には前作のシステムと同じ。しかし強化値システムは多少、銃器システムは大幅に改良されていて使いやすくなっている。前作では謎解き要素の印象が強かったが今回は微妙に薄くなっている気がする。それなりに頭を使うイベントはあるのだが…。 ストーリー面で大幅に成長が見られる。伏線の張り方が上手く、先を見たくなる。前作に比べシナリオが複雑になっているが、矛盾無く収まっている。ツクラーは参考にすべし。 今回は前回よりもさらに登場キャラ数が多く、流石に一部印象の薄いキャラがいるものの、物語の中核に繋がるキャラ達に関してはかなりしっかり造り込んでいる。 クライマックスが近くなると逞しく成長した前作の主人公達が助っ人に入ったりしてお約束要素も忘れていない。かなり面白い内容になっている。
＜総評＞
前作に比べてストーリーに力がある。現代物のフリーウェアＲＰＧとしてはかなり面白いものになっている。前作では謎解きの為に校舎内を行ったり来たりしたが、今回はいくらかそういう事が少なくて済む。ちなみに今回は舞台が校舎内だけでなく後半は街に出ることになる。 戦闘のバランスは中程度。少し慣れれば誰でもクリアできるだろう。現代モノのＲＰＧとしてはなかなかオススメできる作品だと思う。
ちなみにゲーム本編内で解き明かされなかった一部の謎は今後『レター』としてサイドストーリー的に発表していくらしい。個人的には今から楽しみである。