白銀のソレイユ Succecer of Wyrd
会社 | Sky Fish
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OS | Win2000/XP/Vista
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CPU | PenU 500MHz以上(最低)
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HDD | 4.5GB以上
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ドライブ | DVD-ROM
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ビジュアル | 90点
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システム | 80点
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シナリオ | 80点
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音楽 | 75点
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エロ | 85点
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総評 | 80点
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<ジャンル>
北欧神話系伝奇アドベンチャー
<ストーリー>
主人公・村上琉平は考古学者である姉の保護者兼ボディガードとして古代遺跡『時の船』にやって来ていた。調査の途中、琉平は遺跡の中で謎の怪物ベルセルクに遭遇する。
なんとか逃げようとするも圧倒的な力の前に負傷してしまう琉平。しかしそんな時、遺跡の女神像が光り輝き眠っていた戦乙女<ヴァルキリー>が目を覚ます。
今此処に、新たなるヴァルキリーサーガが幕を開ける…。
<主な登場人物>
<村上琉平>(名前変更不可)
主人公。普段は普通の学生だが、考古学者でありながらどこか頼りない姉を心配して発掘先まで着いて行ったりする。
幼い頃、身体が弱かったのを克服するため古武術習った経験があり、今でも最低限の鍛錬を続けている。
少々ぶっきらぼうではあるが、真面目で優しい熱血少年。
<ソル・ヴァルキリー>
古の世界から復活し、琉平と契約したヴァルキリー。
小柄な少女の姿をしており、明るく元気な性格だが好きな異性の前ではなかなか素直になれない典型的ツンデレタイプ。
戦闘時には鎧を装備し、光の槍となって突撃するなどの攻撃を行う。
復活したばかりでまだ未熟だが、ハガルの話では相当に高いポテンシャルを秘めているとか。
<ハガル・ヴァルキリー>
ソルの中に存在するもう一つの魂。
ソルが持つ未来の可能性の一つが具現化した姿であるらしいが、ソルとは別の人格として行動する。ハガルの人格が浮き上がると、姿もまたソルとは違う大人の女性のものになる。
復活したばかりで燃費が悪いソルに代わって、非戦闘時はハガルの姿で生活するほうが多い。料理上手で世話好き。琉平にも積極的にモーションをかけてくる
<浅生澪璃>
琉平の幼馴染で許婚。
お金持ちの家に生まれながらもそれを鼻にかけない気の良い少女。
琉平の許婚ということで彼を意識してはいるが、一歩踏み出せないツンデレ。
運動神経はニブいが、幼い頃から続けていた剣道だけは全国クラス。
<来島詩帆>
琉平の学校に転入してくる下級生の女の子。
おとなしい+不思議系。パンの買い方や食べ方すら知らなかなったりして大変ですが、それを機に琉平と仲良くなる。
不思議系ではあるが、根は一途。
<村上珠子>
流平の姉
見ているだけならこの人が一番面白い。
<ビジュアル―90点>
昨今のギャルゲー、エロゲーはグラフィッカーの実力の平均が上昇傾向にあって大変結構なことでございます。このゲームで原画を担当している蔓木鋼音氏の絵も個人的に好きな部類でして、高評価です。
ただ、最近のゲームはあまりバランスを気にしないのかヒロインによってCG枚数に差がありますね。ハガルがソルより多いというのははたしてどうなのか。
まあ一枚一枚のクォリティは高いですし、総枚数も多めなので満足できるレベルだと思います。
<システム―80点>
色々細かい設定ができるので良さそうに見えるんですが、実際使うとあまり便利という印象を受けなかったような…。
もうちょっとユーザーが何を求めてるのか考えて調節しても良かったかも。
<シナリオ―80点>
女の子とイチャイチャしつつも世界の終末を招く怪物と戦いながら少しずつ成長して最後には世界の命運を賭けた戦いに発展していくという王道伝奇モノです。
多少強引過ぎる展開もありますがまあ許容範囲内かと。熱血が好きな人なら楽しめると思います。
日常会話もヒロイン達の掛け合いが楽しいですしテキストのレベルは及第点以上かと。
強いて言うなら戦闘が少々根性頼み過ぎる気がしたので、もうちょっと頭脳戦っぽい展開があってもよかったかも。
基本的にストーリーは大筋一本。ヒロイン別に分岐するのではなく、大きな一本の中でヒロイン全員と仲良くなりながら巨悪と戦う感じですね。
<ネタバレ>
個人的にソルが一番好きなのですが、物語が進むにつれてどんどんハガル中心の話になっていくのは正直「ちょっとなぁ…」という感じはしました。
ソルがメインヒロインでパッケージでも中央なのだから、ソル主体で話を進めるべきだと思うのは僕だけでしょうか…。
主人公が実は前世でハガルと結婚していて、しかもハガルが敵にさらわれて連れ戻す為に敵の本拠地に乗り込んだりしかもそれがラストバトルだしーって…そりゃあアンタ他のヒロインと比べて待遇良過ぎですよ。
ハガルが嫌いというワケではないんですが、もうちょっとメインヒロインの立場というか役割みたいなのを気にして欲しかった。
<エロー90点>
主人公との純愛エッチはもちろん、ベルセルクに敗北した時の人外陵辱もありますので幅広い嗜好に対応できるかと(笑)。
ベルセルクの陵辱は触手とか針とか出てくるので苦手な人は要注意ですが、好きな人なら結構使えるかと。
ただ、メインヒロインのソルよりハガルの方が回数が多かったり、ヒロイン待遇のハズの詩帆の回数が極端少なかったりするのが気になると言えば気になりますが。
<音楽―75点>
SkyFishさんは外注せずに自社で作曲するところのようですね。
高いとは言いませんが、まあ納得できるレベルというところでしょうか。個人的には戦闘シーンの曲よりも日常シーンの曲を気に入りました。
初回版ならサントラも入っているので興味があるなら初回版で。
<総評―80点>
伝奇ものとして高いレベルの作品だと思います。
いくつか気になる点はあるものの、ヒロインの魅力や作品全体が持つパワーの前では小さな問題でしょう。
エロゲー界のヴァルキリーモノはどういうわけか陵辱メインのものが多いので(笑)カッコ良くてカワイイ王道ヴァルキリーを楽しみたいならこのソレイユを強くオススメしますね。